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タイトル


次回予約によりリピート率UPと来店サイクル短縮に成功!!


山形県山形市にあるVision様。
外に目立つ看板を出しておらず、ビルの3Fに位置している。
決して恵まれた立地とは言えないが、客単価1万円を超えている「こだわりのサロン」。
常にサロンとお客様の成長を目指しているオーナー様です。

店舗写真


「こだわり」と「経営」のギャップ

    1998年9月に山形市内にオープンし、8年の営業を経て、2006年9月に改装しました。山形県の県民性と言うのでしょうか?周りの美容師やお客様も、消極的というか、おとなしいんです。おとなしいから、熱いこだわりを持って経営している美容師が個人的には少なく感じます。もちろん、こだわりを前面に出してないだけかもしれないし、それが悪いわけではありませんよ。僕も山形が地元ですから、山形県も山形の人間も大好きです。ただ僕が求めている美容室は「熱いこだわりがある美容室」です。だからきちんとコンセプトを掲げて、そのコンセプトに合ったお客様を集客して経営をしようと思いました。1番のこだわりはヘアケアです。ヘアケアする為の技術・商品・サービス・器具・空間、全てにこだわっています。だから内装も、メニューも、スタッフ教育も、苦労の連続です。それも全てお客様の満足に繋がると信じてやっていることです。それでも、お客様からは「あそこの美容室は敷居が高そう・・・」、スタッフの募集をしても「あそこの美容室はお高くとまっていて採用なんかしてくれない・・・」という声を聞くことがあります。噂やイメージで、そういう風に思われるのはものすごく残念です。決してお高くとまっているわけではく、お客様のことを考えた結果、今のお店が出来たんです。でもお客様あってのサロンです。「気持ち」だけでは経営は続きませんよね・・・。

改装を機にポイント制を導入

    改装すると決めてから、もっと経営のことを考えないといけないと思い、「SALONPOSⅡ」を導入しました。1番の決め手はオプションのリライトカードです。狙いは既存客のリピートと来店サイクルの短縮です。ただし、カードを渡すだけではリピートしないので、色々工夫をしています。カード導入前は新規客に対して値引きをしていたのですが、値引きをやめてポイントをつけることにしました。ポイントは1000ポイント単位でしか使用できないようにしています。これには2つの効果があります。1つは新規客には1000ポイントサービスをしているので2回目の来店時に使えるようにして再来を促す為です。もう1つは細かい単位でポイントが使えると、残高ポイントが少なくなるので、他のサロンへの浮気心が出てくると思うんです。それを防ぐ為です。他には「お誕生日月」「紹介をして下さった方」「次回予約してくれた方」にも通常の10倍のポイントをプレゼントするなど、利益を計算しながら、頭を抱えて今でも色々試しています(笑)

歯医者で出来るなら美容室でも出来る!

    ポイントで大きく反応があるのは次回予約ですね。次回予約により、失客を防げるし、こちらから提案することで来店サイクルも短くすることが可能です。歯医者でできていることが美容室でできないわけがない!(笑)と思って力を入れています。特にPOSでは次回予約ボタンを押すと、その施術に合った次回来店推奨日が表示されるので、オススメ日を迷うこともありません。また次回予約の日時までカードに印字することができるで、お客様も予約日時を忘れずにご来店されていますね。また顧客管理画面のメモ欄には会話の内容や注意事項はもちろん、この次回予約も必ずメモとして入れています。提案方法は精算時に担当スタッフが必ず声がけするくらいです。次回予約をしてくれるということは次回のお客様を確保したことになり、スタッフ自身がすごく安心するので、頑張って提案しているように感じます。おかげで1年間で全顧客のリピート率が5%、新規客の定着率が10%近く上がりましたし、来店サイクルの短いお客様も増えました。これは全部POSで出てくる数字なんですけど、とても楽ですね。次回予約の比率は現在、およそ4割くらいですが、今後はもっと増やしていきたいと思っています。 

目標は常に高く

    今後の課題は優良顧客の囲い込みとスタッフ教育ですね。年間支払金額の高いお客様がVIPであるという考え方があり、それはそれでもちろん大切だと思いますが、それだけでなく、僕は生涯顧客も大切だと思っています。年間に3万円でも10年来てくれれば30万円。さらにずっと続いていく可能性もありますよね。だから年間支払金額と生涯金額を計算してVIP客を決めていく予定です。OPENして12年だし、ずっと来ていただいているお客様を本当のVIPとしていきたいと思っています。もう1つの課題はスタッフ教育なのですが・・・これは本当に難しいです。多分、僕は常に上をみている熱い人間なんで、スタッフは僕のこと怖いって思っているかもしれないですね(笑)。自分の夢を熱く語ったら、次の日から来なくなったスタッフもいましたね。そのスタッフは別の美容室に入ったらしいのですが、結局美容師をあきらめたそうです。だから僕を憎んで、悔しさをバネに頑張るくらいの子の方が、独立した時には良いオーナーになると信じています。まだまだやりたいことはたくさんあります。常に上を見ていないとそこで止まっちゃいますから、優先順位をつけながら自分を、スタッフを、そしてお客様を信じて、これからも頑張っていきたいと思います。

スタッフ写真